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カテゴリ:みどりの仲間

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静岡、また週末盛りだくさん。

会場は、木の香りや土のにおいがしたりする。
ここから何を受け取るのか。
本当に、森や山、川や海に通じる森林のあり方に気づき、なにか行動につなげていけるのか。

できるだけ毎年出かけてみても、私は自信がない。
自分の身に振り返れば、日々の生活に、ここで感じた思いが反映されていない。
多少は、もちろんある。環境配慮の製品選びだったり、うちエコやごみ問題だったり。
しかし、あまりに微々たる物で、ラクな行動に過ぎない。
それだけでは、もう済まされない、と毎年思うのに。

第8回しずおか環境・森林フェア

 ◆開催日時
 平成22年10月30日(土曜日)~31日(日曜日)
 10時~17時(31日は16時まで)

 ◆場所
 ツインメッセ静岡北館(静岡市駿河区曲金3-1-10)
 *無料シャトルバス JR静岡駅南口より



 ◆テーマ
「さあ取り組もう 環境のこと 森のこと」

 ★開催のポイント
 環境技術の情報提供・普及
 県産材住宅等の利用促進と森林の多様な機能の紹介
 環境保全活動や環境教育


◆問合せ先
しずおか環境・森林フェア実行委員会事務局 (社団法人静岡県環境資源協会内)
〒420-0853 静岡市葵区追手町44番1号
電話番号:054-252-9023 FAX:054-652-0667

静岡県くらし・環境部環境局 環境政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9番6号
電話番号:054-221-3781 FAX:054-221-2940
http://ecobank.pref.shizuoka.jp/kankyou_fair/

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静岡市の安倍川支流を山間に向かってしばらく行くと、清沢。
清い沢、というとおりに水の美しい集落がある。

ここの棚田では、今週末に、誰でもが参加できる稲刈りがある。
もちろん、見学だけでも可能。

ご多分に漏れず荒れていた清沢の棚田が、新たに発掘といいたくなるほどの労働で蘇っている。
11年前、静岡大学名誉教授の中井弘和さんがはじめた。
大学では、農薬や化学肥料を研究し、より多くの収穫を上げる方法をすすめてきた。
しかし、あるときから、稲がかわいそうになったのだという。
そして、まったく180度反対の、自然農法に着手する。
耕さない、無農薬、無肥料、それで米が実るのか。
実ったとしても、それは、生業となる収量をあげることができるのか。

しかし、冷害のあった年、あの外米の輸入騒ぎのあった年、
自然農の稲は、みな良く育った。
それは、気候の変化にあわせて、稲が自力で育っていった結果だった。

人間の都合に合わせて成長させるため、収量を上げるために肥料を施されると、植物もひ弱になる、と中井さんはいう。
寒ければじっくり育てばいい、その間に根がしっかりと張る、そして、風にも強く、水にも困らない稲が、
秋になればよき頃合に、自分で実らせる。

植物は、育とうとする。
自らの生を全うし、次代を残すために、持てる力で生き延びる。

人は、その手伝いをすればよいだけだ、という。

それでも耕さないなんて、と今までの知識から離れられないでいると、
にっこり笑って、雑草は耕さなくても生えるでしょ、という。

ああ。。。そうだよな。。。
稲だって、植物だ。

その中井さん本人は、週末土曜日の稲刈りに参加できない。
今年は、全国棚田サミットが静岡県松崎町で開かれ、分科会を担当しているから。

@静岡市清沢の棚田 静岡県
http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-630/tanada/area/kiyosawa.html@静岡市葵区清沢地区 静岡県
http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-630/issyaisson/request_village/kiyosawa.html
@全国棚田サミット連絡協議会
http://www.yukidaruma.or.jp/tanada/
清沢塾の塾生が、今度の土曜日に稲刈りをする。

一休みの小屋は、手作り感が満載で、とても楽しい。

見るだけでも、是非。


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さてもさて、明日はまた最高気温20度に達する勢いだそうな。
植物への影響を心配しているが、それはイコール作物への影響、
つまりは私たちの食料への懸念でもある。
しかし、静岡市葵区にある棚田では、そんな心配は今年もなさそうだ。

10年前から、いわば実験的に稲作自然農を行っている、清沢塾。
始まりは、放置された棚田でコメ作りをしたことからだった。
6段ほどの棚田の上には、竹やぶ、他の木々が生い茂るブッシュ。
しかし、そこここに、石垣を積んだ後を見つけ、発掘してみれば、そこも棚田。
新たに広げて、現在の風景となる。

放置された田は、元通りに稲作ができるまでには、かなりの労力が必要と聞く。
5年も放置されれば、もう、元の木阿弥、田にする開墾は並大抵の努力ではない、とも言われる。

いくら自然農で、耕さず、農薬を使わず、肥料もほとんど還元的にしか使わないと言っても、
当初は、田を掘り起こし、土には有機肥料を施し、土作りに時間を要したのではないかと思って尋ねてみた。

清沢塾の塾長、中井弘和さんは、やっていませんよ、とにこやかに言う。

日本中で問題視される、生命力の強い駆除しがたい竹、その竹も切り取って、後に水を張ればもう出て来ない。
生えていた木の切り株も、水田になった土の中で、自ら土に返っていった。

やってみてわかったことです。

やってみればいいんです。

中井さんは、そう言う。
放置田は、年数を経ると大変だと言うけれど、決してそんなことはない。
今からでも、やってみることです、と。

清沢塾では、毎月第2第4土曜が作業日。
行けば、すぐにも仲間入りができる。

明日は、次の収穫に向けての種まきの準備。

苗床には、水苗代と畑苗代がある。
初めは畑苗代で、土に種を蒔き、出てきた苗を田植えした。
ところが、まだ小さな芽生えは、食べられないひえと稲との見分けがつかない。
作業に参加した人々の手で植えた田の1割が、ひえだった。

ひえも、稲と見分けがつかない成長をすることで、生き延びてきたのでしょう、と中井さん。
そこで、水苗代を取り入れてきた。

水を張った中からなら、畑苗代に比べて半分の2週間程度で芽生えてくる。
発芽が圧倒的に早い。しかし、それはまた、種に、自然ではない無理を強いることにもなる。

今年は、再び畑苗代に挑戦するのだそうだ。
ただ、当初とは異なる、幻の技術を復元して。

それは、畑苗代の周囲に溝を作り水を張る、畑苗代をある程度潤いのある土に保つやり方。

なぜそれが、幻なのか。

実は、この技術が開発された頃、田植え機が登場した。
大量生産、機械化、農業にも新たな波がやってきていた。
その中で、必要とされなくなっていった、時代が淘汰したとも言える技術だった。

そう聞いてくると、植物が自分で環境と会話しながら育つのを無視して、
技術で過酷な成長を強いていると言うのもうなづける。

寄り添う農業、生命に寄り添う技術が、これから特に大事なのではないか、と中井さんは静かに言う。

植物である稲の力に寄り添って、稲の育ちを見守る。

暑い寒いも、水のあるなしも、風も、中山間地の棚田と言う日照の少ない環境も、そんな中でも、稲は育つ。
稲が、自分で見計らって、自分の成長する力を発揮しながら、自分で実りを目指す。

ヒトは余分な手間で過保護にせず、無理に思うように育てようとはせず、必要な助けを施す。

稲とヒトとの、そんな関係が、清沢塾にはある。

明日は、清沢塾の10周年パーティも、棚田の風に吹かれながら催されるとか。
そう、誰でもそこでは、仲間になれる。

◎清沢塾
http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-630/tanada/area/kiyosawa.html

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このヒトは、事実から真実に近づいてゆく思考法で、毎回概念の奥行きを深めてくれる。
環境と教育のサポーター成瀬修一さん。
大学教授で、海洋生物学が専門だった。
海は、海だけでは成り立たない。
環境についての学びは、海外への視察も含め、早くから成瀬さんのテーマとなった。

今回は、富士山の報道を投げかけてみた。


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静岡市の中山間地にある美しい棚田は、ご多分に漏れず、放置田が増えていた。
農学博士の中井弘和さんは、その棚田を借りて、自然農のコメ栽培に取り組んできた。
耕さず、農薬を施さず、化学肥料を用いず、10年。
蛍舞い飛ぶ美しい棚田の風景が、そこに蘇る。
そして、10年目の今年度の収穫は、見事に豊作だった。


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