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ミステリーハンターのMr.イイジマが、今回話してくれた不思議は、お隣の県の一つ、長野県の山。

歴史に詳しい向きは、ああ、内地決戦に向けて大本営を造営し、首都機能をすべて移動しようと、
地下を掘っていたものの、終戦を迎えたところね、というだろう。
摩訶不思議な松代地震の群発が発生した震源地か、という人もあるかもしれない。

あたりには、川中島を始めとする古戦場もあり、遺跡もあり、不思議ムードはたっぷりとあるところ。

この山が、名前からして、皆神山、皆・神・山。
カタチはまるで、子供のころに砂場でバケツにつめて逆さに伏せて作ったような、プリンをお皿に乗せたような。

地下にマグマだまりがあって、あるときぐっと持ち上がり、地下水脈か地底湖の水が引いたことで、
山頂部が陥落し、今のカタチになったのだろうといわれているらしい。

しかし、いまだ火山活動は観測されていないとも言う。

そして、群発地震である。
火山ならば、地震活動も、と思うのだが。

この松代地震は、実は、近代の地震研究を推し進めることになる。

昭和40年(1965年)8月3日、3回の無感地震から始まって、2年間続いた。
翌年41年の4月17日には、無感6119回、有感661回(うち震度5と4が各3回)の計6780回の地震!
さぞ、生きた心地がしなかったことだろう。

これにより、地震予知が進み、地域防災が生まれ、災害救助法の整備となってゆくのだそうだ。

その後の松代での地震活動はどうなのだろう。

●松代地震センター
http://www.bosai.go.jp/library/matsushiro/index.html

 
舞鶴山の地下壕を利用して、日本で最も大規模の地震観測施設が1947年に設置された。
長さ100mのひずみ地震計や水管傾斜計、日本唯一の世界標準地震計、
その他多数の地震計が地下に置かれ24時間観測を続けている。
また群列地震観測システムと呼ばれる、ここだけで世界中の震源を決定できるシステムが構築されている。 
●松代皆神山 長野県の地学/長野県理化学会 地学部会編
http://www2.ueda.ne.jp/~moa/matusiro.html
●安山岩(andesite)『皆神山火山岩』 [ 長野市松代町皆神山 長野岩石図鑑
http://www.meicon.co.jp/library/rock/2007/05/andesite.php

で。
さまざまな角度から調査が進められる。
結果、重力が一様ではなく、低重力地域があることが分かってくる。

重力という力は、まだ未解明。
地球上で、重力が一様ではないことが、何を意味し、なぜなのか。

地下の水脈の関係か、陥没したところがあるのか、かつての地下都市の影響なのか。

それは、場所ごとのボウリング調査をしないことには分かってこないらしい。

ちなみに、重力異常の地域は、どうも、あちこちにあるようだ。
*天北地域重力図(北海道)
http://www.gsj.jp/Info/event/2001/newmaps/maps/tenpoku.html
*大分地域重力図
http://www.mapshop.co.jp/cgi-bin/mapshop/shop/prod_view.pl?_PIDList=M45901D1019
*雲仙地域周辺の重力異常
http://www.hp1039.jishin.go.jp/danso/Nagasaki9/3-3-3.htm

さらに、神社や古墳、天の岩戸までが揃う山。

古代史を紐解けば、国譲りに反対して戦いを挑んだタケミナカタの諏訪神社の土地柄でもある。
何か、ありそうだ。。。。

重力が一様でないことは、生き物になんらかの影響を与えるのだろうか。
意識に、カラダに、何か感じるものがあるのだろうか。

行って見なければ分からない。

周辺は、見所もいっぱい出し、日帰り温泉露天風呂もあるようなので、機会を見て、お出かけだ。

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何を目的に旅をするのか。
何もなくとも、楽しい旅もできる。ふらり、とか、ぶらり、とかいう、あれ。

が、目的のある旅は、それはそれで、シリーズ化されて、自分の中での楽しみになる。
地元の味を求めて、秘湯の旅、花の名所、古木、地域の祭り、いくらでも、テーマが上がってくる。

ミスター飯島は、ミステリーを求める旅を続けている。
こんなところに、こんな不思議が。なんでもないと思っていたら、たずねてこそ分かる、秘密が。
そんな、日常に刺激をびりびり与える旅を、時に仲間と共に、繰り返している。

初登場の先週、島田市にある「千葉山 智満寺」を紹介してくれた。

奈良時代の創建と伝えられる、山岳修行の場でもある寺。
比叡山延暦寺を総本山とするのだから、天台宗か。

本尊は千手観音菩薩、秘仏となっている。

現在、建造物や寺宝の修復や整備もあり、非公開の仏像や仏画、寺宝を公開している。

そこには見事な胎蔵界曼荼羅や、厨子に飾られた五大明王、
狩野探幽の絵と伝えられる「竜虎図」など、拝見できる。
何しろ、文化財の多い寺なのだ。

眼光鋭くこちらを見射抜く木製の坐像は、信長の比叡山焼き討ちの際に、難を逃れ手熊野権現を経、
海を伝って、相良に着き、智満寺に収められたと言う「元三大師坐像」。
奥の院を守る阿修羅坊大権現の大天狗、薬師堂や湯屋権現、いわくの解説に、深い歴史を感じる。

境内には、樹齢1000年と言う過ぎの巨木があり、智満寺の十本杉として、一本ずつにいわれが残り、名がついている。
◎千葉山 智満寺の十本杉 ナベショーのシニアライフ


ミスター飯島が中でも驚いたのは、サンスクリット語で書かれた書。
筆ではなく、ペンで書かれたもので、中国から伝えられて目になじんでいる筆書きのまじない札にある字とは明らかに異なり、
サンスクリットから梵字へと変化した筆だからこそ加えられたのであろうハネや勢いが、ないのだそうだ。

大井川を西にした要所でもあり、時代の権力者たちが寄贈したお宝が多いのは分かるが、
一体、どのルートを通って、サンスクリット語の書き物が伝えられたのだろう。
海外諸国との交流を、隠居城のある駿府ですすめていた大御所家康公が、献上品として手に入れたものの奉納だろうか。
それとも、創建当初の時代、中国に伝わったサンスクリット語の原書を携えた唐からの名僧が持ち込んで収めたのだろうか。

何の手がかりもなく、妄想めいた推理の空想が果てしなく膨らむ。

寺でも、なぜここにあり、何を書いてあるのか分からないのだと言う。
その紙から時代を調査したり、インクで出所を推し量ったり、あるいは、サンスクリット語を読み解いたりといった、
学術的な研究が施されれば、少しは何かが分かるのかもしれないが。

ああ。。。
そうだね。結局、日本全国に、こういう不思議や不明の秘密がたくさんあって、
出かけてけば、そんなミステリーに遭遇して、
いつか解き明かしたい、と研究してみたり、研究者に何かを尋ねたり、
それは、なんと非日常的な、わくわくする出来事だろう。

ミステリーハンターの旅は、いつでも、誰でも、はじめることができそうだ。
ついでのことに、ハイキングもよさそうだ。

ゴールデンウィークに、ご利益ありそうな、ミステリーハンティング、ちょっと興味がわくわく。

      

   天台宗 千葉山 智満寺
 秘仏の御開帳と寺宝の特別公開
 ★5月30日までの土・日・祝日 午前9時30分から午後4時
    *平日は15名以上の団体予約のみ
 ★拝観料 1000円 中学まで300円
 ★智満寺 静岡県島田市千葉254  0547-35-6819

 ◎千葉山智満寺公式サイト
 http://www.geocities.jp/chibasanchimanji/

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