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今年も、地震による被害があった年だった。
少しずつ想定東海地震の起こるその日に近づいているのは、間違いない。
大掃除のついでに、転倒防止などの点検も済んだだろうか。

そして、正月三が日は、災害用の通信手段を体験できる日。
8月11日の静岡での地震でも、電話は一時つながらなくなった。
そのとき用にと準備されている手段がある。

なぜ、三が日にも体験利用できるようにしたのか。

”今年は無事に暮らせますように。”

私たちが神仏に祈りに行く初詣。
神さま仏さま、と祈った後は、自分たちの努力も必要だ、ということなのかもしれない。
忘れずに、互いの連絡先の確認と体験をしておこう。



「災害用伝言ダイヤル171」、「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」、
ケータイ「災害用伝言板」を広く皆様に体験していただくために、
・正月三が日
・毎月1日
・国の「防災週間<8月30日~9月5日>」
・防災とボランティア週間<1月15日~21日>」に
「災害用伝言ダイヤル 171」「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」
ケータイ「災害用伝言板」を運用します。

■災害時の電話利用方法 社団法人電気通信事業者協会
http://www.tca.or.jp/information/disaster.html


災害時の医療についても、静岡県では医師会が対策を立てている。
静岡県歯科医師会は、全国に先駆けて、連絡網の整備やそのときの計画を綿密に進めてきた。
見直しも、毎年行われている。

9月1日の防災の日には、災害対策本部を立ち上げ、県や警察とも連携をとる。
また、自衛隊野戦部隊の派遣も依頼してあり、実際の派遣を受けて、訓練を重ねている。
歯科医療には、水と電気とガスが必要になる。
自衛隊の設備の整った車が、そのまま治療可能な診療所になる。
災害のときの負傷による歯の損失や、急な歯痛、あるいは避難で入れ歯を紛失した場合など、
歯科医療の必要性は、その後の復旧生活においても、高い。

また、日常の報道でも耳にするが、遺体の身元確認には歯科治療の痕跡や歯型が有効。
そのときに、歯科医師の仕事は多いのだろう。

災害が起こったとき、各小中学校に救護所が設けられる。
地域の歯科医師は、地元の救護所に向かう。
受け入れ態勢ができれば「青い鳥の旗」が掲げられる。
これが歯科医療のしるし。覚えておこう。



年末年始の救急歯科医療については、こちらを。

■救急歯科センターのご案内 静岡歯科医師会
http://www.s418.or.jp/emergency.html
■休日歯科医療 静岡県歯科医師会
http://www.s8020.or.jp/general/m_area.html