スズキキミヒロ先生
- カテゴリ:
- 玉手箱
自分たちが住みやすい場所を求めて、居住を変えるためにやってくる。
彼らにとっては、南下してくる苦労を思えば、そこに住み続けるようになったらどうだろうと思うのだが、
とどまることを良しとせず、危険を顧みずに、寒い時期には南へ、暖かくなれば北へと、移動を続ける。
ヒトが、世界に分布した理由は何だったのだろう。
食べ物を求めて、住みやすさを求めて、危険を避けて。
なぜこんなところに、という地域もないわけではない。
住み続けてゆく歴史の中で、気候が変わり、土地の様子が変わってしまったところもある。
住んだその地を、自分たちの過ごしやすいように変えてゆく能力を発現させて来もした。
定住するのがヒトの特性なら、こんなに分布はしていないだろうに。
移動が特質なら、こんなに土地への執着もないのだろうに。
渡り鳥のような生活。
一種の憧れでもあったりする。
アリゾナ、という土地のイメージは、どんなだろうか。
砂漠、暑さ、何もないところ。。。
いやいや、そのアリゾナに、近年スノウバードと呼ばれる人々が多くやってきて、
やがては居心地がよく、定住して、非常ににぎやかになってきてているのだという。
教えてくれたのは、6年間アリゾナに住み、学んでいた、常葉学園大学の鈴木規己洋准教授。
アリゾナでは、暑さと乾燥で鼻血が出るのだそうだ。
まっすぐな道には、さまざまな種類の背の高いサボテンが立ち並び、
雷の落ちた真っ黒なサボテンさえあるという。
夏場の大学は、朝は7時半から講義が始まるため、食堂は6時には開いている。
そして、午後1時で講義が終了する。
暑さのために、昼間を過ごす昼寝の部屋が、学内にはある。
そういうアリゾナに、どうして、渡り鳥の人々が。。。。
そして、どこが居心地がよくて、いついてしまうのか。。。。
実は大きな町になっていて、非常に住みやすいらしい。
アリゾナ州の日本語サイトを見れば、平均気温22度。。。。
???
砂漠、か。
夜は涼しい。そして、からっとしている。高地があって夏涼しい。暑いところでは、エアコンがばっちり。
そうか。
そして知ってみれば、それどころではなく、産業盛んで医療も高度な、名所のある場所だった。
◎アリゾナ州
http://homepage2.nifty.com/arizonajapan/index.html
◎アリゾナ州 gooウィキ
http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%BE%E3%83%8A%E5%B7%9E/?from=websearch
◎アリゾナにいる日本人コミュニティサイト 現地の今が見えてくる
http://www.japanese-in-arizona.com/
◎日本から訪れる方々のためのアリゾナガイド アリゾナ在住日本人サイト
http://www5f.biglobe.ne.jp/~azguide/index.htm
◎フェニックスのSUEPY アリゾナ州フェニックス在住日本人のサイト
http://suepy.web.infoseek.co.jp/
◎アメリカ5州政府観光局 US WEST.TV
http://www.uswest.tv/arizona/index.html
アリゾナは、ヒスパニックと白人が半々で、スペイン語しか話せない人々も結構な数。
鈴木さんのコミュニケーション能力は、各国から集まる学生の中で発揮され、磨かれていった。
こういう先生に教わる、語学を用いた交流を視野に入れた学びは、興味深そうだ。
文化あってこその言語、ヒトあってこその交流。
クリスマスを前に、11月になると、車道の中央分離帯に並ぶ背の高いやしの木には、
クレーン車でオーナメントが飾り付けられる。
暑いクリスマス、食卓を彩るのはメキシコ料理。
これが日本人の口によくあって、おいしい、と目を細める。
ワカモリのおいしい作り方を教わった。
アボカド、トマト、たまねぎ、にんにくなどと生ライム。
そう、決め手は必ず生のライムをぎゅっと搾ること!!
クリスマスカラーだよな、アボカドとトマトって考えたら。
アリゾナ、とんでもなく面白そう、魅力的、行ってみたい。
と、こう思えるのは、鈴木さんが魅力的だからなのだろう。
本人も、アリゾナの空気のようにからりとしていて熱い人物なのだ、きっと。
ネイティブがいる土地で、ネイティブだと思われていた逸話が物語るではないか。
◎鈴木規己洋 【研究者】 科学技術総合リンクセンター
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200901051532781452
◎常葉学園大学・大学院 外国語学部 グローバルコミュニケーション学科
http://member.tokoha-u.ac.jp/univ/foreign/global/index.html